夏のシーズン。海水浴などのレジャーを楽しむ方も多いことだと思います。
ですが、夏の海へ行った翌日に頭痛や吐き気を引き起こす方も多いのをご存知でしたか?やはり炎天下の中での海水浴は危険も伴うもの。症状が悪化する前にしっかり対処することが大事ですね。
今回は、海に行った翌日の頭痛や吐き気の原因やその治し方、効果的な方法をご紹介したいと思います。
目次
海に行った翌日の頭痛や吐き気の原因とは?
海などのレジャー遊びの後に引き起きる頭痛や吐き気は、市販の鎮痛剤は効果があまりない可能性が高いです。
海に行った後や翌日の頭痛は日焼けが原因です。
市販の鎮痛剤では日焼けによる熱中症の症状が改善されないためです。
熱中症で頭痛や吐き気が出ることってあるの?
熱中症では、だるさや吐き気、頭痛といった症状が出ることもあります。体温が上がるので「風邪かな?」と勘違いしやすいこともあるので症状が出た時は注意が必要です。
ではなぜ、熱中症になると頭痛や吐き気が起こるのでしょうか?
熱中症による頭痛や吐き気は体からの危険信号
熱中症になると身体に熱がこもり体温が上昇します。
それにより身体にこもった熱や汗などによる脱水により血液中に炎症物質が増えてしまうことが原因です。
この炎症物質は体が出す危険信号でこの炎症物質が頭痛や吐き気の原因となっています。
【熱中症による頭痛や吐き気の原因】
熱中症になる
↓
炎症物質がでる(体からの危険信号)
↓
頭痛や吐き気が起こる
熱中症の頭痛や吐き気はどのくらい続くの?
しっかり対処をすればすぐに良くなる場合も多い熱中症ですが、実は頭痛やだるさといった症状は数日間(3〜5日程度)続くことはあまり知られていません。
熱中症による頭痛は良く食べて良く水を飲めばすっきり治るというものではなく、しっかりとした対処をしないと長引いてしまうので気をつけなければいけません。
吐き気も同じで人体は脱水により体内の塩分が薄くなってくると水分を体から出して塩分濃度を戻そうとします。これにより吐き気が起きているのです。
体のバランスは一度体調を崩してしまうとバランスを整えるのに数日は掛かるためこれらが原因で数日間は頭痛や吐き気がおさまらない原因となるのです。
日焼けによる頭痛や吐き気の治し方は?
では、日焼けによる熱中症の頭痛や吐き気を治すにはどうしたらよいのでしょうか?
熱中症に対する対処方法はまずは以下のような点に気をつけなければなりません。
【熱中症の対処方】
・直射日光は避ける
・風通しが良い場所、または冷房などが効いた涼しい場所に移動する
・首、脇の下、脚の付け根など太い血管がある場所を冷やす
・休んだ後は水分と塩分を摂る
太い血管を冷やすことにより体全体を効率よく冷やすことができます。また、クーラーだけでなく、扇風機も効果的です。冷たい風を送るだけでなく、体の表面の汗が蒸発する際に体の熱も一緒に逃がしてくれます。
水分を摂るのはもちろんですが、一緒に塩分も取らないと危険なので注意しましょう。
人体は脱水により体内の塩分が薄くなってくると水分を体から出して塩分濃度を戻そうとします。そこで水分のみを摂取してしまうと再び体が塩分濃度を戻そうとして水分を体から出そうとします。すると体内の熱が下がらず頭痛や吐き気の原因となってしまうので気をつけなければなりません。
日焼けによる頭痛や吐き気は直ちに冷やす
いかがでしたか?
熱中症の主な原因は、
・体温の上昇
・脱水
・ミネラル(特に塩分)の不足
が原因です。
最も効果的なのは体を冷やすことです。そして水分補給と塩分を取ることで熱中症の症状は大きく改善されます。
しっかりと体を冷やし、水分と塩分を補給して熱中症の症状を早く改善しましょう。