彼氏に浮気されたのに別れようとしない。
こんな話を耳にする方も多いのではないでしょうか?また、それはあなたの友人だったり、またはあなた自身の問題という場合も…。実は多くの女性が“浮気男と別れられない”という経験をしているのです。
では、なぜ浮気をされたのに別れることができない女性が多いのでしょうか?今回は、浮気をされても別れられない女性心理についておはなしさせていただきましょう。
目次
浮気をされたのに彼氏と別れられない女性
彼氏に浮気をされたのに別れようとしない女性には必ず、その彼氏と別れない理由があります。
その理由は2つのパターンに分けることができます。
一つ目は、精神的な理由から別れられないということです。この精神的な理由は、「浮気されてもまだ好きだから」や「長い付き合いだから『バカだなぁ』と許した」など、一見、理由としては正反対のことであっても根底には全く同じ心理が働いています。
また、2つ目のパターンは物理的な理由から別れることができないということです。これはある意味精神的な問題よりも厄介なケースが多いとされていて具体的には金銭や世間体といった理由から別れることができないということです。
では、それぞれのパターンについて詳しく解説していきましょう。
浮気されても別れない女性心理と理由
浮気男と別れないのは過去の自分の感情を守っているから
まず一つ目の理由である精神的な理由で別れられないのは、その女性は過去の自分の感情を守っているからです。
これは付き合いが長くなればなるほど無意識に勝手に正当化しようという心理が働きます。
「浮気されてもまだ好きだから」
「長い付き合いだから『バカだなぁ』と許してしまう」
どっちの理由にも共通して言えることが、どちらも過去の思い出がその理由の背景にあるのです。
女性にとって、好きな男性と付き合って楽しい時間を共に過ごすことは幸せが溢れています。
その過去の楽しい時間や彼のことが好きだった自分(または好きな自分)が全て偽りだったという事実を受け入れるのは簡単ではありません。
受け入れてしまえば自分の人生の一部が否定され、その事実に自分の心が壊れてしまうという心理的ダメージから自分を守るために無意識にその事実を正当化する理由を作り上げているのです。
これは、女性の持つ承認欲求の特徴の一つでもあり、人から否定されることを回避しようとする思考の傾向が強く働くからです。
この思考で最も危険なのは相手を許してしまうということにあります。
相手の男性に対するネガティブな感情を全て否定し、「彼も辛そうだったし心から謝ってくれた」「でも好きだって言ってくれた」と関係の継続に意味を持たせます。
さらに、彼以外に自分を愛してくれる人はいないと未来の他の誰かとの可能性よりも愛してくれたという事実だけを取り上げ関係を続けることを正当化しようとするのです。
別れられない理由を作ってしまった事実
また、物理的に別れることができないという女性も少なくありません。
例えば、最も多いのが同棲していたり、周囲の人間関係と密接になりすぎてしまった、またお金を貸しているなど理由は様々です。
確かに、これらの理由はいますぐに別れることは難しいかもしれません。しかし、こういった女性も自分の感情に依存していると言えます。
この場合、好きという感情は残っていないことも多いでしょう。しかし、物理的に別れることができないという女性も事実を受け入れること、そして自分が変化することに対して不安や恐れといった感情があるのです。
これは例えば、転職に踏み出せないという人の心理に似ていると言えます。転職に踏み出せない人も今現在の自分の生活が変化することへの不安が大きいことから転職に踏み出せません。
浮気されても別れないという女性も、精神的な不安から逃れようと別れない理由を必死に探してしまうのです。
確かに、これは精神的に別れられない人とは違い、過去ではなく現在の感情が大きく影響していると言えます。ですが、自分が彼と別れた後に幸せになるビジョンがないからこと別れを踏み出せないと言えるのです。
自分のことは自分が一番よくわかってるという虚像
こういった浮気した彼氏と別れられないというような自分の感情を正当化しようとする女性に多いのが、自分のことは自分が一番よくわかってるという巨像を抱いてしまうことでしょう。
女性が自分の悩みや愚痴などを人に話すときは、人に聞いて欲しいのであって意見を求めているわけではないという心理傾向が強いとされています。
だからこそ自分が今置かれている状況を冷静に判断できずに自分のことは自分が一番よく知ってると思い込んでしまうのです。
こういった傾向の強い女性は自分の感情は自分の思い通りにはならないということを受け入れなければいけないのです。
無意識に自己肯定をして自己解決しようとするのではなく、一度冷静になって理性的に決断することも大切なのです。
これはつまり、自分が傷つくことを恐れて踏み出せないときは周りの人の判断に従うことも必要だということです。
冷静な判断ができるのは自分ではないのかも
浮気されたのに別れる決断ができないという悩みを抱えているのならまずは「今のその状態は本当に幸せなのか?」ということを冷静に振り返ってみましょう。
傷ついた、もしくは傷つくことを恐れている自分を騙しながらその恋愛を続けているのではありませんか?
大切な友人や家族、もしくは自分自身が今そんな状況に陥っているのなら冷静な判断ができる人に助けを求める勇気も必要だと言えるでしょう。