お正月になると、鏡餅の家に飾るご家庭も多いことだと思います。
鏡餅は年末から鏡開きまでの間、家に飾ってその後、雑煮などにして食べると美味しいですよね。
ですが、毎年、そんな鏡餅のカビに悩まされている方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、今年こそはカビさせない!鏡餅のカビの防止方法をご紹介しましょう。
鏡餅のカビの防止対策は?
鏡餅といえば、年末から松の内の1月7日まで丸く形づくった餅を2段に重ねてお供えする正月の飾り物ですね。
この鏡餅には「円満に年を重ねる」という意味があるのです。
この鏡餅を年末に家族で手作りで作るご家庭も多いのではないでしょうか?
そして、毎年、鏡開きにもちに生えたカビを除去するのに一苦労している方も大勢いらっしゃることでしょう。
お雑煮や焼いて食べる鏡餅ですが、この鏡餅に生えたカビをちゃんと取り除けているか心配になりますよね。
そもそも鏡餅のカビを予防することができればそんな苦労をする必要はないですよね。
ですが、鏡餅はお供え物として飾っておくものなので、何の対処もしなければ暖房の効いた室内で何日も保存していれば当然カビが生えてきてしまうものです。
では、そんなカビの生えやすい環境で鏡餅のカビを防止する方法はあるのでしょうか?
鏡餅のカビ防止にはわさびが効果的!
実は、鏡餅のカビを防止するのには、ご家庭の冷蔵庫に必ず入っている「わさび」が効果的なのです。
わさびの辛さは「アリルイソチオシアネート」という成分が元となっています。この成分には抗菌作用があり、カビの発生や繁殖を防いでくれる効果があります。
このアリルイソチオシネアートは、わさびの他に「からし」にも含まれているため、わさびがない場合はからしでも代用することができます。
鏡餅の保存方法は?
では、わさびを使った鏡餅の保存方法をご紹介していきましょう。
まず、用意するものは和紙と粉わさびです。
鏡餅で最もカビが生えやすいのは、餅と餅の間の隙間の部分です。この隙間に、和紙で包んだ粉わさびを挟み込むだけでカビの防止になります。
粉わさびや和紙がない場合は、お弁当などに使うアルミのカップにチューブのわさびを入れて鏡餅の近くに置いておくだけでも効果的です。
カビ予防で使っているわさびの匂いを嗅いだ時に、ツーンとした刺激のわさびの香りがなくなっているとその殺菌作用が弱まっているのでわさびを新しいものに交換してあげるようにしましょう。
ちなみに鏡餅の余りを冷蔵庫などで保管する場合も餅を入れるタッパやジップロックの中に、アルミカップで包んだわさびを一緒に入れておくだけでカビの予防になります。
鏡餅のカビを100%予防することはできない
いかがでしたか?
わさびの辛味成分にはカビを予防する効果があります。
ですが、残念ながらカビを100%防ぐことはできません。保存環境などによっては、カビが生えてしまうこともあります。
本来、餅はカビが生えやすい要素の多い食品なのでカビが生えてしまうのはある意味自然なことなのです。
もし、餅にカビが生えてしまった場合、カビの生えた餅を食べても大丈夫かについての記事はコトラの記事を参考にしてみてください↓