子供の成長は早いもので、春になると小学校や中学校、高校への入学と新しい旅立ちの季節を迎えます。
おじいちゃんおばあちゃんにとっても孫の成長は喜ばしいことで、入学祝いを包んでくれてお世話になりっぱなしというお父さんお母さんも多いのではないでしょうか?
今回はそんな、入学祝いのお返しについての素朴な疑問にお答えしていきましょう。
目次
入学祝いのお返しはいらないと言われたら?
孫の成長を楽しみにしている祖父母からのお祝いですが、両親からは「お祝いなのでお返しはいらない」と言葉をかけられることもありますね。
でも、いただいたお祝いに対して何かお返しをするのがマナーなのでは?とネットで検索をする方も多いかと思います。
そもそも、お返しはいらないと言われた場合は、それを鵜呑みにしてしまっても良いものなのでしょうか?
内祝いはお返しはいらない?
入学式や成人式などの時に頂いた身内からのお祝いを内祝いと言いますが、通常では、祖父母から頂いた内祝いのお返しは不要です。
半返しなどという言葉もありますが、入学祝いは身内のお祝い事であり、「幸せのおすすわけ」といった意味がありますので、お金や物品でのお返しは必要ないとされています。
恐らく、ご両親もそのことを知っていて「お返しはいらないよ」と言葉をかけているのだと思いますので、実際に、金品などのお返しはする必要はないでしょう。
入学祝いのお返しはいらないと両親に言われたらどうする?
出典:https://www.jprime.jp/articles/-/11199
では、祖父母に「お返しはいらない」と言われたときはお礼だけして何も返さなくて良いのでしょうか?
この場合は、ご両親から入学する子供に贈られたお祝いなので、そのお金で何を買ったかという報告をしてあげましょう。
家が近い場合は、お祝いとして自宅に招いての食事会を内祝いとさせて頂くのもありです。
あくまでも金品のお返しではなく、子供を交えたお礼をすることが最低限のマナーでしょう。
入学祝いで購入するものといえば、学業で使うものなどが多いでしょう。例えば、ランドセルや制服、通学かばんなどが多いのではないでしょうか?
入学祝いでこんなものを購入しましたという報告と一緒にそれを身につけた写真を一緒に添えてあげると喜ばれるでしょう。
入学祝いのお返しの最低限のマナーは?
出典:http://riboncafe.com/kekkon/128
最低限のマナーとして、子供を交えたお礼をすることと先述させていただきましたが、入学祝いなどで頂いた内祝いに対してのマナーはどういったものがあるのかも一緒に確認しておく必要がありますね。
頂いた内祝いに対しての最低限のマナーとはどういったものがあるのでしょうか?
お祝いを貰った本人から電話をさせる
まず、お祝いしてもらった子供本人から祖父母へお礼の電話を掛けさせましょう。
お父さんお母さんからお礼の電話をしてしまうといったケースがあるのですが、お祝いをしてもらっているのは入学する子供です。子供の言葉でお礼をさせましょう。
小学校への入学などでまだ自分で電話を掛けられない場合は、まず、お父さんお母さんが電話を掛けて子供にお礼をさせましょう。
お礼状を出す
電話とは別で、お礼状も忘れずに書くことを忘れないように。子供が字が書ける年齢なら子供の直筆のお礼状も一緒に送りましょう。
字が書けない場合は、子供におじいちゃんとおばあちゃんの似顔絵を描かせたものを同封すると喜ばれます。
お礼状を出す際に同時に子供のスナップ写真を添えて送ることも忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
身内からの内祝いは基本的にはお返しは不要です。
お返しはいらないと言われたらそのお祝いに対してのお返しはする必要はありません。
ただし、頂いた入学祝いに対してのお礼とお礼状は最低限のマナーです。子供本人にお礼の電話と、別でお礼状を渡すようにしましょう。
家が近い場合は、自宅に招いて食事会を開いて内祝いするのもいいでしょう。
お礼状には子供直筆のお礼状や似顔絵、子供のスナップ写真を同封して渡すと喜ばれます。
「こんなに大きくなりました」と子供の成長を祖父母にしっかり報告するようにしましょう。