あなたの周りの男性には、口を開けば自分の話しかしないというような承認欲求が強い人、いませんか?
自分語りをする男性はとても面倒ですが、そんな面倒な男性にはどのように対処するのが正しい方法なのでしょうか?
そこで今回は、承認欲求の強い人の対処法と他人に認められたい男性心理についてご紹介させていただきますね!
目次
他人に認められたい「承認欲求」の強い男性心理とは?
あなたは『男のプライド』とはどのようなものであるか知っていますか?
プライドの高い男性ほど他人に認められたいという承認欲求が強いと言われています。
この男性の承認欲求とは女性の承認欲求とは異なった心理傾向があり、賞賛獲得欲求が強いとされています。その賞賛獲得欲求が男性はプライドという形になって現れるのです。
では、そんな男性の承認欲求にはどのような心理特徴があるのか見てみましょう!
1.自己愛が強い
承認欲求の強い男性の象徴的な特徴は自己愛が強いことです。
承認欲求とは周囲に認められたいという欲求ですが、根底には自分のことが好きという自己愛があるのです。そんな自分の好きな自分を周囲の人にも好きになってほしいという心理が承認欲求という欲となって現れるのです。
そのため、人に愛され認められるために自分の話ばかりしてしまうのです。
2.失敗を人のせいにする
承認欲求の強い人は失敗をしたり指摘されたり人から責められることは自分が認められてないと感じてしまいます。
自分の間違いや失敗を指摘されることが苦手で、トラブルがあるとそれを避けようと人のせいにしてしまうことが多いと言えます。
これは他人に罪をなすりつけたいのではなく、間違いや失敗で人から認めてもらえないことへの不安から自分を守るための防衛的な心理が働くからなのです。
3.虚栄心が強い
虚栄心とはつまり見栄っ張りのことです。
承認欲求の強い人というのは自分のことが大好きな反面、他人に認められないことへの不安や恐怖を感じることから本当は自分に自信がないという矛盾した感情があります。
そのため、自信や安心感を得るために「こうでありたい」と理想の自分がどんどん巨大化してしまうのです。
よく、SNSなどの投稿で映える写真を多く投稿するのも虚栄心が強い人に多いでしょう。自分がどれだけ頑張っているか、どれだけ充実した人生を送っているか投稿し、それに「いいね!」が付くことで承認欲求が満たされます。
つまり、自分とはかけ離れた理想の自分に近づきたい思いとその虚栄された自分を認められたいという欲が見栄という形になって現れるのです。
4.人の話を聞かない
承認欲求の強い人が人の話を聞かないのは自分の話をしたいという心理が強いからです。つまりは自分語りですね。
とにかく自分語りをして相手に自分がどれだけすごい人なのか知ってもらうためには相手の話を割ってでも自分の話をしなければと考えているため、人の話は全く聞いていません。
特に、承認欲求からの自分語りは相手から求められていない話を次から次へとしてしまいます。いわば自己アピールの温泉状態です。蓋をしてもどんどんと溢れ出て最終的に元の話と全然違う話になってしまいます。
しかし、承認欲求から自分語りをする人は自分の話を遮られるのが大嫌いです。自分は平気で人の話に割って入るのに自分は途中で遮られると露骨に嫌な顔をしたり、自分の話に戻そうとします。
これは自己中だからではなく、「人に認めてもらうためには自分の話を聞かせなければ」と必死になっているからなのです。
5.持久力がない
承認欲求が強い人は仕事を頑張る人が多いのですがそれは最初だけです。
最初のうちは仕事を頑張ることで周囲から褒められて認められていることを感じ、モチベーションが上がり頑張ります。でも、ある程度仕事ができるようになると褒められる機会が減るため途端にやる気をなくしてしまうため承認欲求が強い人は持久力がないのです。
さらに、承認欲求が強い人は仕事に充実感を感じていないことも持久力がない理由です。
承認欲求が強い人は他人に認められることで自分が満たされるので仕事自体には楽しさややりがいを感じていません。そのため、人から褒められる機会が減った途端に仕事への興味も失われてしまうのです。
6.他人のことをよく褒める
承認欲求が強い人は他人を褒めることで自分も評価されるはずという心理から他人をよく褒める傾向にあります。
周囲の人も、人当たりも良く、他人を褒めるので自己アピールが強いけど悪い人じゃないと思い余計に邪険に扱えません。
ただし、承認欲求が強すぎると過度に褒めすぎたり、逆に自分はしっかり者だと認めてもらうため厳しい評価を下します。これは、もっと認めて欲しい、もっと多くの人から共感を得たいという欲求が根底に根付くためです。
つまり、極端な評価をする人は承認欲求が強い傾向があるのです。
承認欲求と自己顕示欲は違う
ちなみに、多くの人が勘違いしているのが承認欲求と自己顕示欲の違いです。
承認欲求の根底にあるのは、
・すごいと思われたい
・尊敬されたい
・共感してほしい
というようなとにかく人に認めたれたいという強い欲望です。
それに対して自己顕示欲とは自分の存在をアピールしたいという欲望であり、それは他人に認めてもらえなくても注目さえされればいいという自分勝手な欲求なのです。
例えば、YouTuberが周囲の迷惑を気にせず注目を浴びるような撮影や渋谷のハロウィンでトラックを横転させて登って騒ぐ若者など、良いことでも悪いことでも目立てるならいいという欲求行動です。
つまり、他人に認めてもらうことに依存するのが承認欲求で自己顕示欲はただの自己中だと言えるのです。
女性の承認欲求は少し違う
男性の場合、賞賛獲得欲求という人からすごいと思われたいという心理傾向の承認欲求が強いとされています。
しかし、女性の場合、否定回避欲求という人から否定されたくないという心理傾向の承認欲求が強いと言われています。
最近では、SNSの普及などで女性でもいいね!の数を増やしたいという賞賛獲得欲求が強い女性も増えていて男女での承認欲求のタイプの差が少なくなってきていますが、基本的に男女で承認欲求の傾向は少し異なるのです。
【参考記事】自分の話ばかりする女性心理はこちら▽
承認欲求の強い人の対処法は?
褒める・認めてあげる
承認欲求が強い人は自分の話を聞いてくれない人ほど認めて欲しいという欲求が強くなります。
承認欲求が強い人の対処法の基本は相手を褒めて認めてあげることです。自己アピールや自分語りもただ自分がどれだけ素晴らしい人間か知らせて認めさせたいだけなのです。
そのため、突き放せば突き放すほど自分のことを認めさせようと必死になります。また逆に、話の内容も掘り下げたところで嘘か本当かわからない自叙伝なので大した話は出てきません。
承認欲求が強い人の対処法は承認欲求が満たしてあげることです。そしてそれがエスカレートするということはあまりないので相手の話を「すごいね!」「頑張ってるね!」と褒めることである程度落ち着きを取り戻すのです。
とにかく同調してあげることであなたへの自分アピールも少しは治まることでしょう。
距離を置く
もし、あなたが承認欲求の強い男性にうんざりしているようなら遠慮なく距離を置きましょう。
承認欲求が強い人は自分が一番でないと気が済まないという欲望が強いため嫉妬心の強いタイプが多いのです。
さらに、自分では承認欲求が強い人は自分の承認欲求からの行動に対して自覚がないため、あなたからの指摘や態度がこの人は自分にとっての敵だと思い逆上したり、または極端に落ち込んでしまいます。
それらの行動はあなた自身にもストレスになり得るため、必要最低限しか関わらない、または連絡を取らないなどして距離を置くことが良い判断でしょう。
承認欲求が強い人は本当は寂しいだけ
いかがでしたか?
承認欲求が強い人というのは実は心がとても寂しい人です。自分の話ばかりするので対処が難しい人と思われがちですが、その根底にあるのはただ人に自分を認めて欲しいということだけなのです。
承認欲求が強い人は悪い人ではありません。ですが、あまりあなたのストレスになるようならば、距離を置いてあなたのストレスを軽減させた方が良いのかもしれません。
逆に、身近な人が承認欲求が強いという場合は、その人の話を褒めてあげることで承認欲求が満たされて自分語りも少しは治まるかもしれませんよ。