新入社員の飲み会でのマナー 歓迎会での挨拶回りの仕方や気をつけること

新社会人にとっての登竜門とも言える新入社員歓迎会は、今後の会社の人間関係を構築する上でも重要な行事です。

会社の先輩社員たちが集まるお酒の場で社会人としてのマナーや立ち振る舞いはしっかりこなしておきたいですよね。

そこで今回は、新入社員が知っておきたい飲み会でのマナーや挨拶回りの方法、気をつけるべきことについてお話しさせていただきます。

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新入社員が飲み会で知っておきたい基本マナーとは?

新入社員歓迎会は、会社の上司や先輩たちとの初めての飲み会、右も左も分からず失敗してしまって会社で気まずくなってしまう…そんなことは絶対に避けたいですよね。

そんなことにならないためにも、新入社員歓迎会の当日までに押さえておきたいポイントを確認しておきましょう!

1.新入社員歓迎会は基本的には欠席しない!

部署や同期となどの普通の飲み会なら都合が悪い場合は参加を断っても問題はありません。
しかし、会社全体で開催する歓迎会は、早く会社に馴染んでもらいたいという意味も込められているため、よっぽどのことがない限り参加した方が良い面も多いでしょう。

2.積極的に挨拶に行く!

新入社員歓迎会は自分の所属している部署だけでなく、社内の様々な部署の先輩社員が参加しています。社長以下役員も参加しているし、他部署の部長などもいます。
今後、仕事上でお世話なることもあるかもしれないので積極的に挨拶をして顔を覚えてもらいましょう。

3.席の座る位置には注意!

「席次」といって、社会人にはその席に座るかにもマナーがあります。
歓迎会は新入社員が主役ではありますが、特に席が指定されていない場合は、下座に座るようにしましょう。なお、下座とは出入り口に一番近い席です。

4.気遣いのマナーを忘れないようにする!

気遣いのできる人というのは印象がよくなります。会では周囲をよく観察し、以下のようなことに気をつけて気配りしていると、「気遣いのできる人」と印象づけることができるでしょう。

・乾杯用のグラスが行き渡っているか
・上司や先輩社員のグラスが空になっていいないか
・手つかずのままになっている料理があれば取り分ける
・気分の悪くなっている人はいないか
・何か注文をしたい人がいないか

グラスが空いている上司などのお酌をしに行くのが新人社員のマナーです。このグラスが空いているタイミングをみて、お酌と挨拶回りをするのがマナーです。

では、次は、歓迎会では欠かせない挨拶回りの方法についてお話ししていきましょう。

新入社員歓迎会でのお酌や挨拶回りの仕方

まず、挨拶回りをするためにお酌の基本から学んでおきましょう。
新入社員歓迎会では、お酌回りをすることで、上司や先輩社員によろしくお願いしますと挨拶をしに行きます。

お酌とは、お酒を注ぐことです。基本的には以下のような場合にお酌をします。

・年少者から年長者へ
・目下の者から目上の者へ
・おもてなしする方からされる方へ
・女性から男性へ

今回のような会社の歓迎会の場合、当てはまるのは、「目下の者から目上の者へお酌をする」ということ。
これからお世話になりますという挨拶をするため、お酌をしに行きます。

お酌回りは上座から

お酌回りをする際は、上座に座っている上司からするのが基本です。ただし、同期が多い場合や混み合っている場合はこの限りではありません。周りの状況や雰囲気を見て判断しましょう。

お酌をするときは手ぶらで

よく、ビール瓶やお銚子を持ってお酌に回る人がいますが、お酒を持っての移動はマナー違反です。お酌回りは手ぶらで移動し、その席にあるお酒を注ぎましょう。

お酌を受ける場合もある

お酌回りをしていると逆にお酌を受ける場合がります。その場合は、喜んでグラスを差し出し、両手でお酌を受けるようにします。

お酌を受けた場合は、飲みたくなくてもその場で一口つけるようにしましょう。口にもせずその場に置いてしまうのは失礼にあたるので、一口でもいいから口にするようにして、口をつけてからテーブルに置きましょう。


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お酌の仕方

お酌を注ぐ際にも基本的なマナーがあるので、ビールや日本酒、ワインなど基本的なお酒のお酌のマナーはおさえておくようにしましょう。

ビールのお酌のマナー


出典:https://ameblo.jp/maru-eco/entry-12275596591.html

ラベルを上にして持ち、手でラベルが隠れてしまわないように持ちお酌をします。片方の手は、瓶の下の方を持ち、反対の手を瓶の底の方に添えて軽く瓶を支えます。高めの位置から勢いよく注ぎ、だんだんゆっくりすると、良い泡が立ちます。また、ビールはからのグラスに注ぐようにします。そのため、グラスにビールが残っている場合は、「ビールはいかがですか?」と一言添えて、飲み干してもらってから注ぐようにしましょう。

日本酒のお酌のマナー


出典:https://laurier.press/i/LbrJapan_172479

とっくりの真ん中あたりの胴部分を右手で持ち、左手は下側に添えます。盃の八分目までを目安に注ぎましょう。熱燗の場合は、火傷をしないようにとっくりの首部分を右手で持ち、左手は徳利の底部分におしぼりなどをあてて持ちます。また、テーブルに置いたままの盃にお酒を注ぐことは「置き注ぎ」と言って失礼にあたります。必ず盃を手に持ってもらってから注ぐようにしましょう。

ワインのお酌のマナー


出典:http://r.gnavi.co.jp/sp/g-mag/entry/001280

ワインはビーツ便と同じようにボトルのラベルを上にして、手でラベルを隠さないように片手でボトルの下の方を持ち、反対の手でボトルの下を軽く支えるようにしグラスに注ぎます。ワインは注ぎ過ぎはNGなので、グラスの3分の1くらいまで注ぎましょう。

新卒の新入社員が歓迎会で気をつけること

最後に、新卒の新入社員が歓迎会で気をつけることについてお話ししたいと思います。
特に、大学のサークルの飲み会感覚で参加すると痛い目を見ることになるので注意しましょう。

社会人としての自覚を持つ

もうあなたは大学生ではなく、社会人です。学生時代と同じノリで騒いでしまったり、コール飲みなど、学生気分で参加すると恥をかくことになるばかりか、「歓迎会で騒いでいた人」と社内全体で良い印象を持たれません。学生気分が抜けない人と思われないように社会人としての自覚を持って飲み会に挑みましょう。

お酒を飲みすぎない

新入社員歓迎会は、基本的には成人した大人が参加しており、必然的にお酒が提供されます。もちろん成人していればお酒を飲むのは構いません。ですが、酔いつぶれるほど飲んでしまうのは多くの人に迷惑が掛けることになってしまうので注意が必要です。特に緊張もあってお酒の力を借りてコミュニケーションを取ろうとし、気づいたら泥酔してしまったという失敗談はよく聞く話です。

無礼講と言われても油断しない

飲み会の場で「今日は無礼講だから」と、上下関係を忘れて楽しもうと言われることがあります。ですが、それはあくまでも建前で上下関係がなくなることはありません。「無礼講」と言われて、つい先輩や上司になれなれしく話し掛けたり、無礼な態度を取ってしまう人がいますが、確実に悪印象を与えます。自分は新入社員なんだということを忘れず、先輩社員のいる場ではできるだけ謙虚な態度を崩さないように心掛けましょう。

最後に

いかがでしたか?

高校や大学の先輩と違い、会社の先輩というのは幅広い年代の人がいます。今まであまり年上の方と接してこなかった方も、社会人という立場を意識し、積極的に自分から挨拶をすることが大切です。

新社会人は、まずは、「爽やかさ」を磨くことから始めてみてくださいね。

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