春から大学生になるという方は、おめでとうございます。
周りからも多くの祝福の言葉やお祝いを頂いていることではないでしょうか？
大学生ともなると、中学や高校と違い大人の仲間入りとなる年齢。成長した姿を親戚の方や祖父母に示したいところです。特に、入学祝いをいただいたという方は大人らしく、しっかりとしたお礼をしたいですよね。
でも、お返しのマナーやお礼状の書き方なんてわからない。と、悩まれている方も多いのではないでしょうか？
そこで今回は、大学入学祝いのお礼の手紙の書き方や例文をご紹介させていただきます。
大学入学祝いのお礼は手紙でする？
まず、大学の入学祝いでいただいた金品に対してのお返しは手紙だけでもよいのでしょうか？
基本的に、入学祝いでは、内祝い等のお返しをしないのがマナーです。
入学祝いというのは収入のない子供への贈り物です。なので、本来お返しをしないのがマナーです。
これを「内祝いをしなければいけない」と勘違いしている方が多く、半返しがマナーと思っている方もいますが、基本的にはお返しをする必要はありません。
ただし、
“いただきっぱなし”でよいという意味ではありません。
しっかり自分の字でお礼状を書いて送る必要があります。
入学祝いのお礼の手紙 親戚への書き方
親戚や祖父母から頂いた入学祝いのお礼の手紙を書く前に押さえておきたいポイントを確認しておきます。
この３つのポイントを押さえて例文の内容を少し変えてみてもよいでしょう。
【入学祝いへのお礼状の書き方のポイント】
・まずは時候の挨拶から始める
・お祝いへのお礼の気持ちを述べる
・自身の喜びの様子を伝える
入学式は春の桜の季節です。桜や花の色、気候について触れ、それを挨拶として書き始めましょう。
そこからお礼の気持ちを述べていきます。この時、日頃お世話になっている親しい関係の方ならば、感謝の気持ちを書き足すとよいでしょう。
最後に、頂いたお祝いに対してのお礼、どんなものに遣うか、大学へ進学することに対しての思いや気持ちを書きます。
入学祝いのお礼の手紙の例文
それでは、例文を見ていきましょう。
拝啓で始まるものから親しい間柄の親戚へ書くお礼状の二つに分けています。
ご自身と相手の関係を踏まえて例文を参考にしてみてください。
春陽の候、桜の花の便りが聞かれる頃になりました。
このたびは、私の大学入学にあたり、お心遣い頂きまして、心より感謝申し上げます。
感謝の気持ちを忘れずに、意義のある学生生活と学業に励んでいきたいと思っております。
先日、無事に入学式を終え、新しい友人もできました。大学での講義も始まり、まだわからないことが多いですが、充実した日々を送っております。
頂きました入学祝いは大学のノートや教科書の購入に遣わせて頂きました。これから4年間、大切に遣わせていただきます。
これから4年間、幅広く色々なことを学んでいきたいと思います。
これからもご指導よろしくお願い致します。
桜の季節とはいえ、まだ肌寒い毎日ですので、どうぞお身体を大切になさってください。
敬具
花の色が美しい季節となりました。皆様、風邪など召されずにお過ごしでしょうか？
このたびは、私の大学入学にたり、〇〇様のより過分のご配慮をいただき誠に有難うございました。
４月○日に入学式を終え、ようやく大学生としての自覚が出て参りました。
お陰様で現在、〇〇にて一人暮らしをしながら、充実した学生生活を送っております。
入学から早くも１ヶ月が経過し、1人での生活を経て、家族や皆様の有り難み感じながら、日々過ごしております。
クラスには地方出身者も多く、また、期待と不安の交錯する毎日ではありますが、勉強はもちろんのこと、将来の友を沢山作れるように精一杯頑張っていきたいと思います。
季節の変わり目、どうぞお体にお気をつけください。
敬具
拝啓で始める手紙は、堅苦しく感じるという方もいるかと思います。
相手との関係性が近い中であるなら、少しラフな感じでお礼状を書いてもよいでしょう。
先日は私の大学入学にあたり、お祝いを頂きまして有難うございました。
お陰様で、４月○日に入学式を終え、大学生活がスタートしました。引越しも落ち着き、自炊にも挑戦してみようかと思っています。
大学では友達もでき、毎日楽しく過ごしています。もちろん勉強も4年間しっかり学んでいきます。
夏休みには帰省する予定なので、改めてお挨拶にお伺いしたいと思っています。
末筆ながら、叔母様にもよろしくお伝えください。心よりお礼申し上げます。
最後に
いかがでしたか？
入学祝いに対してのお礼状の手紙は身内に送る手紙なのでそこまで堅苦しく書く必要はありません。
ですが、大学生という大人の第一歩を踏み出したからには、大学生らしいマナーを踏まえた手紙にしたいですよね。
今回の例文を参考にご自身でぜひアレンジしてみてくださいね！