身内の不幸からある一定期間の間、祭事やお祝い事などを控える期間の事を喪中と言いますね。
この喪中の期間に開催された忘年会は参加してもいいものなのでしょうか?
喪中の間の忘年会へのお誘いは、参加してもいいのかそれとも欠席するべきなのか、喪中ということ自体が形式化している現在、はっきりとした決まりがなく、判断に悩まされますね。
そこで今回は、喪中でも忘年会に参加してもいいのか。参加を控えるべきケースや欠席する場合の断り方をご紹介します。
目次
喪中の場合忘年会へ参加していいのか
出典:https://diamond.jp/articles/-/147245
喪中に忘年会のお誘いがあった場合、参加するかどうか迷われる方も多いと思います。
喪中で忘年会への参加するか否かを考える際、気になる点が、
・常識がないと思われないか、周りに嫌がられないか
・宴会へ参加する気持ちになれない
といったことでしょう。
喪中なのに常識がないと思われたり、嫌がられたりしないかと言うのは判断が難しいですね。
また、喪中で忘年会参加へ招待されたけれど、喪中で身内を亡くしたばかりで宴会に参加する気分ではないといった方も多くいらっしゃると思います。
喪中でも忘年会への参加は基本的には問題ない
結論から言うと、喪中でも忘年会へ参加することは問題ないでしょう。
出席しても欠席しても常識がないと思われる、嫌がられるという事にはなりません。
忘年会とはその年の苦労を忘れるために執り行われる宴会です。
ですので、喪中に避けるべき祭事や祝い事には当てはまらないため参加する事は問題ないでしょう。
喪中なのに参加して周りに気を遣わせてしまうかな?と思う方もいるかと思いますが、喪中だからといって「喪中なのに、出席するの?」と思う人はおそらく少ないでしょう。
無理して参加する必要もない
しかし、気分が乗らない場合などは無理に参加する必要はありません。
その場合は参加を断る方が雰囲気を悪くしないためにも欠席する方が良いでしょう。
会社によっては全社員強制参加や、取引先も参加する宴会の場合に参加しなければいけないケースもありますね。
その場合は、
・一時間ほど参加して横の席の人や上司などに先に帰る旨を伝えて帰る
・一次会のみ参加して二次会は欠席する
という方法もあるので顔を出す程度に参加するだけして、途中で帰りましょう。
取引先参加の忘年会の場合は相手方に失礼のないように相手先の会社へ配慮した参加方法をとりましょう。
四十九日までは忘年会は避けるべき
出典:https://konkatu-blog.com/rennai/doing-do-not-action/
喪中でも忘年会への出席は問題ないとお伝えしましたが、参加を控えるべきケースもありますので注意しましょう。
現在では、忌中を含めた一年間をお中とするところが一般的です。
忌中とは身内が亡くなってから49日間のことを指しますが、この忌中の期間は忘年会や新年会などの宴会への出席は避けた方が良いでしょう。
身内が亡くなってから四十九日(神道では五十日)は喪に服する期間とされています。忌明けまでは死者の穢れがあるとされ、祝い事や祭事、新年の挨拶、宴会などのお酒を飲む場などに行くことは穢れを他人にうつして(伝染)しまうと言う考え方があり、人の集まる場へ赴くことはよくないとされています。
なので、四十九日前の場合は、忘年会への参加は遠慮しておきましょう。
喪中で忘年会を欠席する場合の断り方は?
喪中で忘年会への参加を断る場合、「喪中なので参加をお断りします」ではなく、「現在喪中のため気持ち的に参加が難しいのだけどどうしたら良いか」ということを上司へ相談しましょう。
忌中の場合も同じく「お断りする」のではなく、断る場合は参加が難しい旨を伝えるようにしましょう。
相手が理解のある人であれば参加しないことを認めてくれるでしょう。
喪中というのはあくまでも個人的な都合なので、参加が難しいことを上司に相談した後、喪中を理由に会への参加を断る場合は主催者や幹事に一言お詫びを入れておくようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
喪中でも基本的には忘年会へは問題なく参加できます。ですが、気分が乗らない場合は無理に参加する必要はありません。
もし、四十九日前の忌中ならば忘年会や新年会などの宴会への参加は控えるようにしましょう。
喪中は個人の都合なので、参加を断る場合は断るのではなく、「参加が難しい」ことを上司に相談し、主催者や幹事へ一言お詫びを入れるようにしましょう。