お菓子や料理から幅広く使うかとのできる卵。
卵は生鮮食品の中でも冷蔵庫に常備しておきたい食品ですね。
でも、気がついたらいつの間にか賞味期限が切れていた!なんてことも少なくありません。
では、賞味期限の切れた卵はいつまで食べることができるのでしょうか?
切れていても調理すれば食べれられるものなのでしょうか?
目次
賞味期限切れの卵はいつまで食べるれるの?
卵はすぐに痛みそうなイメージがありますね。
まず、卵のパックに記載されている「賞味期限」は生食する場合の期限で生卵の賞味期限は冷蔵庫で2週間程度です。
賞味期限というのは「消費者に安心して食べられる期間」なので賞味期限が切れたからといってすぐ食べられなくなるわけではなく、冷蔵庫で保存していた場合や風通しの良い日陰で常温保存した場合の期間で、気温の低い冬場であれば2ヶ月程度は賞味期限が持つとされています。
卵は実は長持ちする生鮮食品なのですね。
ちなみに販売時に冷蔵で売られていたものは引き続き冷蔵保存する必要があり、冷蔵で売られていた卵を常温で保存すると傷んでしまう可能性があるので注意が必要です。
卵は賞味期限切れても生で食べられる?
生卵の賞味期限は約2週間程度が目安とされ、スーパーに売られています。
では、2週間を過ぎてしまったら安心して食べることができないのでしょうか?
実は、農林水産省が発表している卵の期限の定め方は季節によって異なります。
・夏(7,8,9月)は採卵後から16日
・冬(1,2,3,12月)は採卵後から57日
ですが、スーパーで売られている卵はより安全を考慮した期間が定められているため、2週間程度の賞味期限が定められています。なので、生卵を食べる場合は基本的には夏場は賞味期限を守る。冬場は保存さえしっかりしていれば賞味期限が切れても1〜2週間程度は生でも食べられるという事ですね。
卵が賞味期限切れでも火を通して調理すれば大丈夫!
卵は焼いたり、お菓子に混ぜたりと色々な調理方法がありますね。
生卵の賞味期限は冬場であれば1ヶ月程度は持つとお話ししました。では、調理をすれば食べられるのはどのくらいの期間までなのか、調理をした場合はどのくらいまで食べられるのでしょうか?
加熱調理をすれば食べられる期間は?
諸説ありますが、この期間は賞味期限が切れてから1ヶ月以内が目安でしょう。
卵はすぐに傷んでしまう生鮮食品イメージですが、実は意外と日持ちするとお話ししました。
卵は古くなるとサルモネラ菌が増殖し、それが食中毒の原因となります。
サルモネラ菌は加熱することで死滅するので、期限が切れたとしても加熱すれば食べることができます。
ただし、火を通すと言っても、目玉焼きの半熟や温泉卵、ゆで卵の黄身が半熟などの生の部分が残ってしまう場合はサルモネラ菌が死滅しないので食べるこができませんので注意が必要です。
調理後はどのくらい持つの?
では、調理した後の卵はどのくらい持つものなのでしょうか?
これは、生卵の賞味期限とは異なり、調理方法により異なります。
調理方法による賞味期限の違いを確認しておきましょう。
ゆで卵
ゆで卵の賞味期限は固茹でで3日程度が目安とされています。
意外にも生卵よりも短いのですね。
実はこれは、加熱することで生卵に含まれている「リゾチーム」という殺菌を分解する酵素が加熱によりなくなってしますため、雑菌が繁殖しやすくなってしまうためです。
ゆで卵は殻に入った状態で保存しますが、殻にヒビが入っている場合は2日以内、殻をむいた状態では半日から1日が賞味期限とされています。
ちなみの半熟の場合も1日が目安とされています。
卵焼き
卵焼きの賞味期限は常温で2、3時間、冷蔵保存の場合は2日が賞味期限とされています。
ちなみの卵焼きは冷凍保存をすることができるため、ラップで空気に触れないよう冷凍保存をすれば2週間程度は日持ちするようです。
スクランブルエッグ
スクランブルエッグの賞味期限も卵焼きと同じく常温で2、3時間、冷蔵保存の場合は2日です。
基本的に焼いた卵は2週間程度が目安なので、料理の具に卵がある場合も2日程度が目安でしょう。
温泉卵
生卵に近いイメージの温泉卵。
市販のものは2週間程度と設定されていることが多く、これは、サルモネラ菌を死滅させて作っているためサルモネラ菌が増殖しないため以外と長持ちします。
自家製で作った温泉卵の場合、サルモネラ菌が死滅していない場合があるため、賞味期限は2日が目安でしょう。
ケーキやクッキーなどのお菓子
ケーキの賞味期限はその種類によって異なりますが、デコレーションケーキのような生クリームを使ったケーキは常温なら当日、冷蔵庫ならば4日程度が目安でしょう。
パウンドケーキやクッキーのようにしっかり火を通したものなら、常温で1週間程度は保存することができます。ただし、中にフルーツが入っているものは2、3日程度しか日持ちしないので注意が必要です。
逆にブランデーや洋酒漬けのドライフルーツが入ったものは10日程度と長持ちするようです。
最後に
以外と長持ちする卵ですが、やはり卵も生鮮食品なので、期間前に痛んでしまうこともあります。
卵を割ったときの匂いや、すでに卵黄が破れていたりした場合はすでに痛んでしまっている可能性があるので痛んでしまっていた場合はなるべく破棄するようにしましょう。