おみくじで凶を引いたその後は?木に結ぶべき?持って帰ってダメなの?

神社やお寺へ初詣やお参りへ行った際、おみくじを引く方も多いと思います。

その年の運勢を占おうと思って引いたおみくじが凶だった時はちょっとショックですね。

たかがおみくじと思ってもされどおみくじ。いい気持ちはしません。

では、おみくじで凶を引いてしまったそのあとは、どうしたら良いのでしょうか?

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おみくじで凶を引いてしまったその後はどうする?

そもそもおみくじとは、個人の運勢や吉凶を占うために用いられます。

ただし、おみくじとは単に吉凶の判断として引き、吉や凶に一喜一憂するものではなく、その内容を「今後の生活方針としていくこと」が何より大切です。

つまり、凶を引いたからと言ってそのあと災いや災害が自身の身に振り被るというものではありません。

凶の意味は気を引き締めるようにとのメッセージ

おみくじの凶の意味とは、神様があなたに気を引き締めるようにというメッセージです。

おみくじの凶の本来の意味は、吉よりも勢いがない状態であるという暗示であり、心に緩みがあるために、自ら悪い気を引き寄せやすい状態であるということです。

神様が、あなたに凶を引かせることで「気を引き締めるように」と、あなたにメッセージを送っているのです。

おみくじに書かれている注意点を護り、気を引き締め、誠実に毎日を過ごすことで、凶も無難になるし、吉も護らなければ難となります。

おみくじに書かれた注意点をその年や生活の教訓とし、気を引き締めましょう。

おみくじで凶を引いた時は木に結ぶ?

おみくじで凶を引いてしまった時、よく、御神木やおみくじ結び所(またはみくじ掛)に結ぶと聞きますね。

では、なぜおみくじで引いた凶を木に結ぶのでしょうか?

おみくじの凶を木に結ぶ理由というのは、

・悪い運気を境内に留めてもらう
・神様との「縁を結ぶ」と言われている
・困難な行いを達成し凶を吉に転ずる

という三つの理由があります。

それぞれの理由には意味があるので詳しく見ていきましょう。


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悪い運気を境内に留めてもらう

おみくじとは神様からのメッセージなのでおみくじ自体が悪い運気を持っているわけではありません。

ですが、心情的には凶のおみくじは家に持ち込みたくないということがありますよね。


凶や大凶などのおみくじを結んで帰る理由としては一番多いこれが一番の理由ではないかと思います。


境内の所定の場所におみくじを結ぶことには、


おみくじの悪い運気を境内に留めてもらい、神様にご加護を願う。

という意味があるようです。



神様との「縁を結ぶ」と言われている

最近ですとおみくじを結ぶ専用のおみくじ結び所が設けられていますが、本来、おみくじは木に結んでいました。


生命力の強い木の枝に結ぶことで、その木に宿る神様と縁を結び、運気が上昇すると考えられていたからです。


現在ではおみくじを木に結びつけるのは、木の生育の妨げになるので、神社やお寺が専用のおみくじ結び所を設けるようになりました。

おみくじを結ぶ時の注意としては、「おみくじをひねって結んだり、縦に結んではいけない」ということ。


特に縦結びは死に装束に使われる結び方です。神様に対してとても失礼なことと言われているので注意しましょう。


これから縁を結び、その力にあやかりたい時ですので、注意点を守り、神様との縁が良縁になるよう気をつけて結ぶようにしましょう。


困難な行いを達成し凶を吉に転ずる

凶のおみくじを結ぶ時は、利き腕と反対の手だけで結ぶと良しとされています。

これは、凶のおみくじを利き腕と反対の手で結ぶという「困難な行いを達成することによって凶が吉に転じる」と言われているからです。

おみくじの凶は持って帰ってはダメなの?

おみくじは神様からのメッセージとお伝えしましたが、その内容を覚えておくのは難しいですよね。

持ち帰ってその内容を確認して気を引き締めたい場合、神社やお寺に結んできてしまうと後で確認できません。

では、凶などの悪い結果のおみくじは必ず結ばなければいけないのでしょうか?

結果の悪かったおみくじは、必ずしも神社境内の木やおみくじ結び所に結ばなければいけないというわけではありません。

また、引いたおみくじは持ち帰っても問題ありません。

神社境内の木の枝やおみくじ結び所に結んで帰るという習わしもありますが、持ち帰り引いたおみくじを充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わすのも良いと思います。

また、持ち帰ったおみくじは、神棚にあげたり、財布に入れて持ち歩くと良しとされています。

自分を戒めるという意味としても、財布などに入れて何度も読み返すのが良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

凶や大凶といったおみくじというのは誤解されやすいですが、悪いことが起きるという意味ではなく、運気が下がっているから気を引きしめて生活するようにという暗示です。

そして、凶のおみくじを神社の境内に結ぶのは、

・悪い運気を境内に留めてもらう
・神様との「縁を結ぶ」と言われている
・困難な行いを達成し凶を吉に転ずる

という理由があります。

結果の悪かったおみくじは必ずしも結んでおかなければいけないという訳ではなく、持ち帰っておみくじを充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わすと良いとされています。

初詣やお参りで凶を引いていしまったからといって気を落とさず、神様からのメッセージを真摯に受け止め、気を引きしめて生活するようにしましょう。

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