地震や台風など災害の多い日本。いざという時のために防災用などで缶詰などの保存食を備蓄している方も多いかと思います。
ですが、防災用と備蓄していてもこまめにチェックしておかないと賞味期限が切れてしまったということも。
賞味期限は切れても食べられると言われていますが、実際に賞味期限が切れてしまってからどのくらいの期間まで保存可能でしょうか?
目次
災害用保存食の缶詰の賞味期限切れはどのくらいまで大丈夫?
一般的な賞味期限
まず、一般的な缶詰の保存食の賞味期限は製造日から、
・水産缶詰…3年
・果実缶詰…2〜3年
・野菜缶詰…2〜3年
・畜産缶詰…3年
だと言われています。
中身によって異なりますが、一般的には缶詰の賞味期限は3年に設定しているようです。
しかし、これはあくまで美味しく食べられる目安です。時間が経てば少しずつ味は落ちていきます。
賞味期限の切れた缶詰はどのくらいまで食べられるの?
缶詰の保存食は、未開封であれば賞味期限が過ぎても食べることができます。
しかし、これは適切な環境で保存した場合です。
缶詰の適切な保存環境とは、
・湿気が少ない場所
・直射日光の当たらない冷暗所
これらの環境が整っている場合は賞味期限が過ぎても食べることができます。
缶詰は一番長いもので114年間保存されたという記録もあり、これは1938年にイギリスから北極に来た研究員たちへの食用缶詰だったそうですが、異臭や腐ったような風味もなく食べることができたそうです。
つまり、適切な環境で保存していれば5年〜10年は大丈夫そうですね。
適切な環境では安全性が失われる
適切な環境で保存していれば長持ちする缶詰ですが、不適切な環境で保存した場合はどうでしょうか?
湿気が高いと温度差によって水滴が発生して缶に錆が発生してしまう場合も、また、温度の高いところでは中身の色が変化してしまう場合もあります。
錆がつくと缶が腐食し穴が開き、そこから空気や水分、微生物がしてしまう恐れがあります。これらのものが侵入すると食中毒の原因や、缶の中にガスが発生して爆発してしまうこともあるので注意が必要です。
缶詰以外に保存食の賞味期限の長いものは?
缶詰のイメージが強い保存食ですが、いざというときに缶詰ばかりの防災バッグでは重くなってしまいます。
最近では缶詰以外にも色々な保存食が発売されています。
缶詰以外の賞味期限の長持ちする保存食とはどんなものがあるのでしょうか?
レトルトおかゆ
出典:http://bui.jp/biorhythm/meal/10630
【賞味期限】約1年
調理しなくても食べられる主食は用意しておきたいもの。レトルトおかゆは水やお湯がなくてもそのまま食べることができます。
アルファ米
出典:https://yamahack.com/103
【賞味期限】5年
保存食は味気のないものが多いイメージですが、いろいろな味のご飯を食べたいならアルファ米がおすすめです。水やお湯を注げばすぐに食べることができます。賞味期限も長く、防災用保存食として適しているでしょう。
フリーズドライスープ・味噌汁
出典:http://www.aspenmesa.com/blog/24457
【賞味期限】3年〜5年
お湯を注ぐだけでできるフリーズドライスープや味噌汁があると安心です。暖かい飲み物があると安心感があるのでストックしておきましょう。
乾燥野菜
出典:https://sunao831.com/?pid=111033215
【賞味期限】1年〜2年
栄養は二の次になってしまう非常時に心強い乾燥野菜。サラダにしたりスープにしたりもできるので災害時の栄養バランスのためにストックしておきましょう。
災害時に用意しておきたい保存食缶詰のおすすめは?
最後に、災害時におすすめの用意しておきたい保存食缶詰はどんなものがあるか見ていきましょう。
すぐに食べられる保存食
災害時は、手間をかけずすぐに食べられる保存食を用意しておくと便利です。開けるだけですぐに食べることのできて、手を汚さずに済む保存食は必ず用意しておきましょう。
パンの缶詰
出典:https://item.rakuten.co.jp/saibou/10001586/
主食として用意しておきたいのがパンの缶詰。開ければすぐに食べられるので災害時にはおすすめの防災食ですね。甘いものもあるので非常食では貴重です。
クラッカー
出典:https://wowma.jp/item/193741026
すぐに食べれらて何回かに分けて食べことができるクラッカーは便利。カロリー摂取にも丁度いいしかなり長持ちする保存食ですね。
おかず系保存食
ご飯などのお供に味のあるものも食べたい。でも栄養を考えていろんな種類のものを用意しておきたいですね。
焼き鳥
出典:https://lohaco.jp/product/J087829/
貴重なたんぱく質を摂取できる焼き鳥は保存食として用意しておきたいですね。濃い味の焼き鳥は塩分も摂取できるのでストックしておきましょう。
鯖缶
出典:https://www.drwallet.jp/navi/8954/
鯖の資質にはDHCが豊富に含まれています。生活習慣病対策として有名なDHCですが、ストレス緩和の効果もあるので災害時にはもってこいの食品です。
カレー
出典:https://item.rakuten.co.jp/e-sbfoods/04442/
災害時に用意しているアルファ米やレトルトご飯のおかずにはカレーがおすすめ。ご飯のお供があると心強いですね。
ラーメンの缶詰
出典:https://store.shopping.yahoo.co.jp/fujimifood/f-006.html
おかずとは少し違いますが貴重な炭水化物や塩分を摂取できるラーメンの缶詰も貴重です。災害時にラーメンが食べられるのは嬉しいですね。
デザート系保存食
糖分は意外と不足しがちな保存食。ストレル軽減のためにも糖分も摂取したいですね。
フルーツ缶
出典:http://my.shadowcity.jp/2015/01/post-6368.html
災害時は糖分補給も大事。フルーツ缶を用意しておけば災害時不足しがちな糖分を補給できますね。
ケーキ
出典:https://matome.naver.jp/odai/2148815839504382801/2148824441652501303
最近ではデザート系の保存食としてケーキの缶詰も登場。栄養補給のためとはいえ美味しいスイーツも食べたいですよね。
保存食は定期的に買い換えましょう
いかがでしたか?
保存環境がよければかなり長持ちする保存食ですが、蓋を開けてみたら異臭が。なんてことにならないように買い換えをしたほうが望ましいですね。
いざという時に体調を崩してしまったり食中毒にならないように日頃からチェックしておきましょう。